ビギナーブログ 「タイヤの温め方」

2010年最初のビギナーブログは「タイヤの温め方」です。

夏場と比べて走行中にタイヤが滑るように感じたり、ピットアウトした周にスピンしそうになった事はありませんか?

寒い時期のグリップ感はタイヤの温度が関係しています。

タイヤの原料はゴムで出来ています。そのため今の寒い時期になるとゴムが硬く、タイヤの温度が冷えているとタイヤ性能が最大限に発揮されません。

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

タイヤの性能を最大限に発揮するためには、タイヤの温度を上げゴムを柔らかくし、タイヤ性能を上げる事が重要になります。

その方法として、ピットアウトした周に注意してハンドルを左右に切り、タイヤを路面に擦りつけてタイヤの温度を上げる事が出来ます。

※後方から走行するカートに要注意!

実験データ

test 1.1

test 1 タイヤを暖めずにアタック。

4周目までタイヤが路面をすべる感じが強く横滑りが多い。5周目からは少しずつ滑らなくなり、BESTタイムは最終周に出ている。

 

 

 

 

 

 

 

test 2.1

test 2 半周タイヤを暖めてアタック。

PITから出て半周ハンドルを左右に切り、タイヤを路面に擦りつけてタイヤを暖めてスタートしました。滑る感じが少なく、2周目で40秒台に突入。その後もタイムがどんどん上がって行きました。BESTタイムはtest 1と同じ最終周に出ているが、大幅にタイムが上がっている。

 

 

 

 

 

 

このデータから見ても、タイヤを温めずに走行をした時は、最初はタイヤが冷えているためにタイムが上がりません。しかし、タイヤが温まった状態でスタートした時は、最初からグリップが出ている為、早い周回から攻める事が出来ます。そして、滑りにくい状態で周回を重ねる事が出来る為、BESTタイムも上がります。

 

カートの走行では、タイヤの性能を最大限に発揮させる事が重要になります。その為に「タイヤを温める。」を皆さんもぜひ試してみて下さい。

注)コースでは他車も走行しています。後方にカートが接近していないかを確認してからタイヤの温めをして下さい。