ダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会 男子100Mでタイソン・ゲイがボルトを破り優勝!!
陸上のダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会で、あのボルトが・・・
記事より
6日夜に行われた陸上のダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会の男子100メートルで、タイソン・ゲイ(米国)が9秒84のタイムで優勝した。
世界記録保持者で北京五輪の金メダリスト、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)は9秒97で2位に終わった。ゲイがボルトを破ったのは今回が初めて。
ボルトが同種目で敗れたのは、今回と同じストックホルムで同胞のアサファ・パウエルに敗れて以来2年ぶりだ。そのパウエルは、けがのため同大会を欠場した。
ボルトは英BBCのインタビューに対し、「誰でも調子の良い時と悪い時があり、負けることもある。今日はたまたま調子が悪かっただけ」と述べ、さらに「調子を上げる必要がある。今日はスタートは良かったが、そこから伸びを欠いた」と振り返った。
「準備は万端だったし、集中もしていたが、2度のフライングで多少動揺してしまった。しかしそれが敗因ではない。タイソンは私よりもはるかに良い走りをしたし、状態もはるかに良かった」(ボルト)
一方、優勝したゲイは、タイムこそボルトとパウエルが記録した今季のベストタイム9秒82にわずかに及ばなかったものの、勝利を喜んだ。
「良い気分だ。ただ、心の底ではボルトが100パーセントの状態ではないと感じていた。ともに100パーセントの状態でレースに臨み、そしてアサファ(パウエル)も同じスタートラインに立つ日を待ち望んでいる」(ゲイ)
ダイヤモンドリーグは、世界のトップアスリートが参加する陸上のサーキット戦で、欧州、中国、中東、米国で年間14戦行われる。8月は、ロンドン、チューリッヒ、ブリュッセルで残り3戦が開催される。